人事部の仕事
想定する読者層
就職活動を意識する大学2年生~3年生
論点
「企業の人事はどんな仕事をしているの?」
私たちが就職活動をするうえで、一番接点を持つのが人事部の社員の方だと思います。
人事部の方達は、インターンや本選考の監督に始まり、合同説明会や学内イベントまで様々な場面で学生さんとコミュニケーションをとる機会があります。
しかしながら、そのような場面で人事部の方が自らの仕事を説明することはあまりなく、むしろ他の部署の説明をされることの方が回数的に多い印象があります。
なので、今回は企業の人事部がどのような仕事を担当しているのかを軽くご紹介いたします。
一般的な人事の職域
企業は利益を出すために、様々な部署を抱えています。
人事部もその1つとして設置されているもので、基本的な方針は「企業の利益追求」にあります。
そして、人事部の中でもいくつかの職域に分かれており、私たちが日ごろ接点を持つのは「新卒採用担当」と呼ばれる部署です。
他にも採用担当として、社会人経験がある方を対象とする「中途採用担当」が設置されている企業もあります。
人事部門はそれ以外にも、社内研修のアレンジや社員の福利厚生などを取り扱う業務までを幅広く担当するのが一般的です。
人事部門の魅力
- 仕事に正解がない
- 定期的な納期後の達成感
人事部の魅力としては、「正解がない」ところが1つ挙げられると思います。
新卒採用で言えば、毎年一定数の内定者を出す必要があるのですが、彼らを「どのように採用するか」といった仕事にも正解はないそうです。
その年に独特の就活市場のトレンドや、社会全体の情勢を読みながら、的確に対応する力が求められます。
他にも、「業務の納期が明確に設定されている」点も魅力に感じる人がいます。
福利厚生を担当する部署では、毎月給与支払いに関する締め切りが設けられており、非常にタイトなスケジュール管理を求められることもあります。
しかし、その分、毎月の納期が終えた後には独特の達成感を感じる社員もいるようです。
人事部門の難しさ
- 「出来て当たり前」な仕事
- 多くの人と関わる仕事であること
基本的に、人事部の仕事は企業内の調整を担当することが多く、そのため非常に多くの人と業務上で関わる必要があります。
また、正常に機能していることが前提となっている業務では、成果を利益として可視化することが難しくなります。
まとめ
企業の人事は「新卒採用担当」が全てではありません。
採用担当以外にも、社内の調整役を担当する様々な社員が活躍しています。
企業の人事担当に興味がある学生さんは、比較的会いやすい新卒採用担当の社員の方からお話を聞いてみましょう。