就活辞典:銀行
難易度
★★
概要
現代の金融機構の中枢的組織で,遊休資金を預金として集積し,これを貸付資本に転化し,さらに信用創造を行う。その業務は,資金を調達する受信業務とこれを運用する授信業務とに大別。(出典:銀行(ぎんこう)とは - コトバンク)
補足説明
学生から根強い人気のメガバンク
「終身雇用の時代は終わった」と言われて久しいが、安定・高収入の代表格である銀行の人気は変わらず。
特に、メガバンクと言われる大銀行らは、その採用人数の多さもあり、多くの学生が志望している。
(参考:2018年卒 就職希望・人気企業ランキング | キャリタス就活2018 | 新卒・既卒学生向け就職活動・採用情報サイト)
意外と知られていない銀行員の仕事
これほどの人気にも関わらず、意外と仕事内容は知られていない。
簡単に紹介すると、銀行の代表的な業務は3つある。
- 預金業務
- 貸付業務
- 為替業務
銀行員の仕事内容は、これらの業務を通して、利用者の金融の利便性を向上させることにあるようだ。
2番の「貸付業務」は学生からイメージし辛いかもしれない。
解説してくれるサイトがあったので、チェックしておこう。
(参考:銀行員の仕事内容 | 銀行員の仕事、なるには、給料、資格 | 職業情報サイトCareer Garden)
共通業務と異なる社風
基本的に、同規模の銀行であれば業務は変わらない。
しかし、歴史ある銀行では、それぞれが違う社風を持っている。
例えば、三菱東京UFJ銀行では、スマートなエリートが求められるそうだ。
一方で、みずほ銀行グループでは官僚的な組織に合う人間。
三井住友銀行(SMBC)については、ガツガツ系の商人が求められる。
このように、銀行ごとに求められる人物像が違う。
このサイトにまとめてあるので、是非チェックしておこう。
(参考:【業界分析:メガバンク】赤、青、緑の違いって?メガバンク(三菱東京UFJ/三井住友SMBC/みずほ)の事業の強みや弱み、社風・選考対策まで徹底比較!|就活サイト【ONE CAREER】)
大量採用による出世競争とは
有名大企業となると、採用人数も多い傾向がある。
中でも、メガバンクは特にその傾向が強い。
下の記事にあるように、2000人近くを採用する銀行もあるようだ。
『就職四季報2017年版』によると、全国の企業1,260社にアンケートを実施した「新卒採用数が多い200社ランキング(2016年4月入社)」のうち、上位3位が以下の通りメガバンクとなっています。
1位 みずほフィナルシャルグループ(1,920名)
2位 三井住友銀行(1,800名)
3位 三菱東京UFJ銀行(1,300名)(出典:就職先で人気のメガバンク、大量採用・大量退職は本当? | 注目記事 - 金融を目指す就活生必読のニュース・情報 | キャリタスファイナンス)
ということは、入社したらこの同期たちと出世競争を繰り広げなければならない。
一般職と総合職の差はあれど、そこに激しい競争が待っているのは間違いない。
銀行員の給与とは
銀行員の給料事情は、以前より年功序列の色が抜けてきているらしい。
これまで銀行と言えば、The日本企業の代表例として、強固な年功序列で知られてきた。
しかし、近年では転職組の増加によって、生え抜き以外のメンバーも増えてきた。
その影響もあってか、年功序列だけではない評価制度が各行導入されているようだ。
しかし、30歳を超えるころになると、800万円ほどに上昇するようだ。
日本人全体の給与平均が約420万円であることを考えると、全体的な給与水準としては相当高いと言える。
(出典:年功序列なのに大きな年収格差!メガバンクの給与の実態 - 転職会議レポート)
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