就活辞典:インターンシップ
難易度
★★
概要:
学生に就業体験の機会を提供する制度。実際に企業に赴かせ、一定期間、職場体験をさせる。職業選択、適性の見極めが目的のために無報酬のケースが多く、その点では報酬を受け取るアルバイトとは異にする。すでに欧米では、大学生の大半がインターンシップ制度を利用しており、日本でも医師の養成や技術系の工場実習などで実績を持ち、最近では文科系の学生にも広まりつつある。企業側も、優秀な人材確保や、適性判断につながるとして、インターンシップ制度を導入するケースが目立っている。もっとも、学生の青田買いにつながるとの懸念から、学生の権利保護など課題も残る。(出典:コトバンク)
補足説明:
関連用語:
短期インターンシップ
長期インターンシップ
ジョブ
就職辞典: 就職活動
単語難易度
★★★★
概要
大学新卒者を主とする求職活動。希望する企業・職種を選び、説明会に出て、会社訪問、履歴書などを提出し、筆記・面接試験を受け、内定を得るという一連の活動のこと。就職運動。就活。
(出典:goo国語辞書)
補足説明
一般的なスケジュール
就職活動とは、辞書にあるように「求職活動」の1つです。
その中でも、大学卒業後に行われる求職活動を一般に就職活動と呼びます。
私たち大学生は、3年生の3月に説明会が解禁され、4年生の6月から選考を受けるのが一般的です。
その後、6月から7月にかけて内定を獲得することで、この就職活動は終わりを迎えます。
例外が増える就職活動
しかし、近年この一般的な就職活動に変化が現れています。
一言で言えば、全てが前倒しになっているのです。
内定時期が前倒しになり、つられて選考時期も前倒しに。
そして、説明会までもが前倒しになりつつあります。
焦る企業、知らない学生。
このような前倒しの流れを受けて、1番とかをしているのは上位校の学生です。
有名大企業に多くのOB・OGを輩出している上位校には、このような前倒しの情報がいち早く入ってきます。
そのため、そのような上位校の学生たちは競うようにインターンシップや、リクルーター面談に応募するのです。
その結果、情報を得たことで競争優位を確保した上位校の学生たちは、以前より早期に大手企業に内定を貰いやすくなる構造がここにあります。
また、早期に内定を出し始めるということは、枠が増えない限り後発には不利な状況が生まれます。
実際に、就職活動を始めるのが遅い学生は内定を獲得するのが難しくなってきています。
ここには、焦る企業と知らない学生のミスマッチが根深い問題としてあるのです。
最も知られる、最も難しい単語
「就職活動とは何か」という問いに、一言で答えるのは相当難しいです。
なぜならば、人によって解釈に差がありすぎるからです。
例えば、お金持ちになるために就職活動をする人と、小さい頃からの夢を叶えるための就職活動では、持つ意味が異なります。
そのため、この問いにこたえられるようになったら、皆さんの就職活動は終わりに近いかもしれません。
何を得たい就職活動なのか。
「就職活動とは何か」を答えられるようになるためには、その目的とプロセスを明確に説明できる必要があります。
そして、その目的は人によってそれぞれです。
つまり、この問いに答えられるようになった時点で、皆さんは既に就職活動で得たい何かを見つけられたのではないでしょうか。
関連用語
本選考
面接
GD
人事部の仕事
想定する読者層
就職活動を意識する大学2年生~3年生
論点
「企業の人事はどんな仕事をしているの?」
私たちが就職活動をするうえで、一番接点を持つのが人事部の社員の方だと思います。
人事部の方達は、インターンや本選考の監督に始まり、合同説明会や学内イベントまで様々な場面で学生さんとコミュニケーションをとる機会があります。
しかしながら、そのような場面で人事部の方が自らの仕事を説明することはあまりなく、むしろ他の部署の説明をされることの方が回数的に多い印象があります。
なので、今回は企業の人事部がどのような仕事を担当しているのかを軽くご紹介いたします。
一般的な人事の職域
企業は利益を出すために、様々な部署を抱えています。
人事部もその1つとして設置されているもので、基本的な方針は「企業の利益追求」にあります。
そして、人事部の中でもいくつかの職域に分かれており、私たちが日ごろ接点を持つのは「新卒採用担当」と呼ばれる部署です。
他にも採用担当として、社会人経験がある方を対象とする「中途採用担当」が設置されている企業もあります。
人事部門はそれ以外にも、社内研修のアレンジや社員の福利厚生などを取り扱う業務までを幅広く担当するのが一般的です。
人事部門の魅力
- 仕事に正解がない
- 定期的な納期後の達成感
人事部の魅力としては、「正解がない」ところが1つ挙げられると思います。
新卒採用で言えば、毎年一定数の内定者を出す必要があるのですが、彼らを「どのように採用するか」といった仕事にも正解はないそうです。
その年に独特の就活市場のトレンドや、社会全体の情勢を読みながら、的確に対応する力が求められます。
他にも、「業務の納期が明確に設定されている」点も魅力に感じる人がいます。
福利厚生を担当する部署では、毎月給与支払いに関する締め切りが設けられており、非常にタイトなスケジュール管理を求められることもあります。
しかし、その分、毎月の納期が終えた後には独特の達成感を感じる社員もいるようです。
人事部門の難しさ
- 「出来て当たり前」な仕事
- 多くの人と関わる仕事であること
基本的に、人事部の仕事は企業内の調整を担当することが多く、そのため非常に多くの人と業務上で関わる必要があります。
また、正常に機能していることが前提となっている業務では、成果を利益として可視化することが難しくなります。
まとめ
企業の人事は「新卒採用担当」が全てではありません。
採用担当以外にも、社内の調整役を担当する様々な社員が活躍しています。
企業の人事担当に興味がある学生さんは、比較的会いやすい新卒採用担当の社員の方からお話を聞いてみましょう。
就活を終えた学生の備忘録、始めます。
ブログ開設の経緯
とある企業でインターン生として働いています。管理人です。
学生時代はアルバイト、留学、長期インターンなどを満喫しました。
平日は企業でインターンとして働きながら、時間があるときには学生さんの就職活動の相談に乗っています。
私は就活の過程で、「就職活動は情報戦である」と常に感じていました。
そして現在、就活を終えたからこそ伝えられるリアルな体験談を共有したいと思い、ブログを開設しました。
このブログの目的
このブログの目的は、「情報格差による実力格差を限りなくゼロにすること」にあります。
つまり、この状態が達成されたときに、このブログはその役割を全うできると考えます。
これからやること
コンテンツとしては、以下の4つを中心に行っていこうと思います。
- 就職活動のHow to
- 就活用語の説明
- 就職活動のおススメ教材
- 就活イベントの案内
想定する読者層と、与えたい影響
当ブログでは、各記事の冒頭に想定する読者層を記載します。
なので、自分が興味関心があるものだけを飛ばし読みして頂ければと思っています。
そして、記事の中では取り扱う論点も明確に提示したいと考えています。
全ての論点を解決できるわけではありませんが、不安・悩みを論点として抽出することで、それらの普及を図ることに価値があると信じています。
これからよろしくお願い致します。